福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.004 ロバート・パットナム『孤独なボウリング』

 

孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生

孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生

 

 

 

600ページ以上という本の厚さにまずビビるが、いったん本を開けば、アメリカのコミュニティ解体の原因を辿る徹底したリサーチの緻密さと論考の「熱さ」に驚かされることだろう。キーワードは「ソーシャル・キャピタル」。一般的互酬性(今与えておけば、そのうち報いが得られる)と信頼性を備えた社会的ネットワークの指標である。人と人とのつながりを取り戻し、中間的な共同体を再生させるためには、今何をすべきなのか。著者が示す具体的な処方箋は、今の日本社会にもいろいろ応用できそうだ。