福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.005 ジャン=ドミニック・ボービー『潜水服は蝶の夢を見る』

 

潜水服は蝶の夢を見る

潜水服は蝶の夢を見る

 

 

 

ファッション誌『ELLE』の編集長として、きらびやかな世界に身を置いていた著者。だがある日、彼の精神は、肉体という牢獄に文字通り閉じこめられてしまう。「ロックト・イン・シンドローム」。意識も知能も元のままだが、頭の先からつま先まで、身体はまったく動かせない。唯一の例外は、左目のまぶたでまばたきすることだけ。そんな状況に置かれたボービーが挑戦したのは、なんと「著述」だった。絶望の中にユーモアとペーソスを織り込んだ抒情あふれるエッセイは、20万回に及ぶ左目のまばたきだけで書かれたという。閉じこめられた精神の内側から奇跡的に流れ出てきた、魂を揺さぶるメッセージ。

 

 

 映画にもなっています。