福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.007 阿部彩『子どもの貧困』

 

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

 

 

 

子どもの貧困をめぐる危機的な状況が今ほど知られていなかった10年前にあって、明確な根拠と冷静な論理で、誰にでもわかるようにその状況を解説したパイオニア的一冊。議論の展開の仕方や目配りの広さ、そして何より新書というコンパクトな容量の中に基本的な問題点と「処方箋」までをワンパッケージで揃えて見せた的確な構成は、今なお、この分野を知る上で最初に読むべき本としておススメできる。ちなみに2014年刊行の「続編」では、2013年に成立した「子どもの対策基本法」を踏まえ、本書刊行後の展開がフォローされているので、あわせてご一読を。

 

 

子どもの貧困II――解決策を考える (岩波新書)

子どもの貧困II――解決策を考える (岩波新書)