福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.025 宮本節子『ソーシャルワーカーという仕事』

 

ソーシャルワーカーという仕事 (ちくまプリマー新書)

ソーシャルワーカーという仕事 (ちくまプリマー新書)

 

  

第一線で働くベテランのソーシャルワーカーが若者に向けて書いた一冊。新書ではあるが、単なる職業紹介の枠を超えて、対人援助の困難と魅力がぎっしり詰まっている。ソーシャルワーカーの醍醐味をひとつ挙げるとすれば、制度や法律と「現場」で起きていることのギャップの中で、できることは何なのか、とことんまで考え、行うこと。そこにはマニュアルもなく、正解もない。必要なのは、せめぎあう矛盾のはざまで行うギリギリの判断と、その結果を引き受ける覚悟なのである。