福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.028 V・S・ラマチャンドラン&サンドラ・ブレイクスリー『脳のなかの幽霊』

 

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

 

 

 

失ったはずの手足がまだ存在すると感じ、痛みすら覚える「幻肢」の話を糸口に、脳をめぐる不思議きわまりない世界を次々に明らかにする一冊。見えているのに意識できない「半側空間無視」、家族などの親しい人を偽物だと思い込む「カプグラ・シンドローム」、実際に腹がせり出し陣痛さえ感じる「想像妊娠」など、驚くべき事例の果てにたどり着くのは、私という「統一された自己」さえも実は脳が作り出したフィクションにすぎないという衝撃の発見なのである。