福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.031 香取照幸『教養としての社会保障』

 

教養としての社会保障

教養としての社会保障

 

 

 

厚生労働行政に36年にわたり携わってきた著者による、日本の社会保障の全体像を総覧する一冊。いささか硬いようにも思えるタイトルには、社会保障のことを誰もが「教養として」知ってほしい、という著者の願いが込められているとのこと。なぜなら、社会保障と無縁な国民は(財政負担という観点も含めれば)一人もいないからであり、にもかかわらず、社会保障のことを知らない国民があまりにも多いから。客観的な解説の奥底から、著者の熱い気持ちがじわりと伝わってくる好著である。