福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.033 花村春樹『「ノーマリゼーションの父」N・E・バンク-ミケルセン』

 

 

 

ノーマライゼーション」(ノーマリゼーション)という言葉を生み出し、障害者福祉を施設中心から地域中心へと大きく転換させたデンマークの行政官バンク-ミケルセン。その信念と実践に大きな影響を与えていたのは、ナチス占領下の強制収容所体験であった。ノーマライゼーションという言葉は、最近の福祉現場ではあまり使われなくなっているが、それは障害者の隔離や巨大施設での処遇などの課題が解決したからではない。ソーシャル・インクルージョンを考えるにあたっても、バンク-ミケルセンの言葉は今なお振り返るに値する。