福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.034 ポール・スピッカー『貧困の概念』

 

貧困の概念―理解と応答のために

貧困の概念―理解と応答のために

 

 

 

社会福祉士試験では「貧困を「物質的必要」「経済的境遇」「社会的地位」の三側面から論じた学者」として覚えたスピッカーだが、本書を読むと、これはスピッカー貧困論のほんの入り口であることがわかる。貧困の多義性、多様性、複雑性を丁寧に論じたこの本は、貧困を単純化していないというまさにその点において、貧困問題の正統なる入門書なのだ。巻末には金子充氏による日本語書籍のブックガイドもついている。