福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.036 宮本太郎『共生保障』

 

共生保障 〈支え合い〉の戦略 (岩波新書)

共生保障 〈支え合い〉の戦略 (岩波新書)

 

 

 

2009年刊行の『生活保障』で、スウェーデン・モデルを参考に新たな社会と福祉の枠組みを提示した著者が、本書では社会の分断を架橋するための方策を提示する。特に必要なのは「支える側」と「支えられる側」の重なりを作り出すこと。だがそのためには、それぞれの地域社会において、「支え合いそのものを支える」ための仕組みが必要だ。最近オリパラがらみでやたらともてはやされる「共生社会」の具体像がそこにある。それは、誰もが他の人を支えられ、同時に誰もが他の人を支える社会なのである。