福祉読書365

福祉に関連する書籍を365冊セレクトします。「もっと良い本があるよ!」という方、ぜひ教えてください。

No.050 大沢真理『現代日本の生活保障システム』

 

現代日本の生活保障システム―座標とゆくえ (シリーズ現代経済の課題)

現代日本の生活保障システム―座標とゆくえ (シリーズ現代経済の課題)

 

 

 

エスピン・アンデルセンの有名な福祉レジーム三類型(自由主義保守主義社会民主主義)に対して「ジェンダー」「性別分業論」の補助線を加えることで、日本オリジナルの三類型を創案した一冊。10年以上前に書かれたものだが、ここで指摘されている「男性稼ぎ主モデルの弊害」は、非正規雇用の増大によってますます現実味を増している。示されている解決法もきわめて実践的な処方箋。著者は厚生労働省社会保障審議会、内閣府男女共同参画会議影響調査専門調査会会長などに名を連ねる社会政策論、ジェンダー論の研究者。